バイオリンで遊びたい年頃なんです

バイオリンで遊びたいんだからしょーがないよね。

頑張ったのに今回犬いなかった。ショック。

ハハッ。



落ち着いて。




何十年私をやってきたと思ってるのかと。


もうこんな事には慣れっこでっせ。


発表会だからといって、これっぽっちも己の力を過信してなんかいない。





そう。



出発の時間に起きるなんてなぁ!!




この間の会社の始末書にも、
『やったはずだという過去の自分を2度と信用致しません。』
と書いた私。


自分を信用なんて致しません!!


昨日寝る直前に、必要な物は全てまとめ上げ、着替えて即出発出来る状態にしてあります!!




さぁほら髪の毛セットしたら即着替えて
やばいベルトがない。



あぁちくしょう。
どっかいったベルト!!
パンツ落ちてくるから!!
あいついないとずり落ちてくるからーっ!!!



落ちたら痴女だがもう時間がない。
左手にバイオリン、右手でパンツ持って出発。
まさに心境はデッド オア アライブ。



途中でスズランテープ的なの売ってたらそれ買おう。。。




くっそ予定ではもう着いて、曲の練習してるはずだったのに!!

そんでまたこれが道に迷っちゃうから!!


前に来たことあると言っても、それは2年前の話。





さぁて。




ここは、どこだい?




刻一刻と迫る時間。
本当にね、もうね、まだ目的地に着いてないのに心が折れるよね。



もう帰ろうかな。
明日からまた研修でしばらく千葉だし、まだ資料作れてないし。

目的地つかないということは、今回はご縁がなかったという事で。。。とUターンしたら、後ろに4〜5人、一家かな?右往左往してる。





私はね、ピンときました。




絶対同類。


迷子の特徴その1。
誰もいない所で人を見ると、助かったと感じて笑顔になる。




後ろのおじいさまと目が合う。

おじいさまの微笑みが眩しい。
私も道が聞けると思って笑顔になる。


特徴その2。
その微笑みを崩す事なくこちらに近づいてくる。




おじいさまと私の距離がグンと縮まる。





(*ノ∀`*)すいません道に迷っ

ヾ(o´∀`o)ノ『こんにちはー。〇〇に行きたいんですけど。。。』




ほらやっぱ同類。




(*ノ∀`*)私も迷子なんですー。

ヾ(o´∀`o)ノ『。。。へへっ。』



なんとか辿り着き、喜びを噛みしめる。





間に合えば、いーんです。
私には、十分なんです。








ぁ!!
何人か知ってる人がいる!!

よかったー!!

そそっと遊びに行くあれ?!2年前少年だった子が、なんか背すっげえ伸びてる?!

成長半端ない。



(*ノ∀`*)少年!!久しぶり!!

(o'∀')b『あ、お久しぶりです。』


敬語使えてる?!



なにこの成長!!


もう髪の毛ワシャワシャ出来ない。
なぜなら彼は少年から青年へと成長してるから。
ちょっとさみしい。


2年って。凄いな。


彼は2年の間に立派に成長したというのに、私2年間なにしてたんだろうか。




2年前も今日も、私は道に迷ってた。
なんも変わってねぇ。






そんな、センチメンタルな雰囲気を吹き飛ばす程のきらめくシャンデリアに包まれながら始まった発表会。



プログラムを見ると、私は中盤でカンタービレ弾いて、後半でアベベルムコルプスを弾くことになっている。


まだ緊張しない。

余裕ぶっこいて他の人の演奏を聴けます。


他の人の演奏を聴いて、自分の演奏がいかにやばいかを思い知る。


え?緊張しないの??
なんでそんな皆堂々と弾いてんの???




みんなうますぎでしょ。



やばいねなんだこの発表会。
いや発表会?
途中からなんか演奏会みたいになってない??


なんだこれ。
こんな所に私がいるとか。。。

(*ノ∀`*)図に乗ったわー。

本当調子こいたわ。






やべえ。逃げたい。
もう全力で逃げて誰も知らない島に行きたい。
そして魚を取りながら自由気ままに暮らしたい。



肩をポンと叩かれる。
『出番です。』



(*ノ∀`*)。。。終わった。





さよなら平和な日々。
こんにちは緊張と人の視線。



ここまでずっと黙ってて、皆も疲れただろうから、私が弾く時位は賑やかにお話しとかして頂きたい。



そこの前列に座ってる知らない方!!
そんな暖かい眼差しで見ないで!!

後列のマダムも!!
微笑まないで!!




私はあなた方を知らない!!


だから!!

こっち!!
見ないで!!







あーほら失敗するだろうなと思ってた所はやっぱ失敗したあれ?!何?!今まで1回も失敗しなかった所で蹴つまずいたてかこれもう戻れないパターン今うちどこ弾いてんだろ??
なんだこの音?!







。。。ちっ。
((*゚Д゚)ゞ センセーやだ初めから弾かせて!!



(  Д ) ゚ ゚
『お、おぅ。』








仕切り直し。

会場の目が一層暖かくなる。

だから!!
その目を!!
やめて!!!

拍手も!!

そんな目で!!
見ないでっ!!!





あぁダメだそんな時はあの魔法の言葉を思い出せ。



幾度となく私を救ってくれたこの言葉。





。。。
皆もお前の演奏を聴きたくて来たんじゃない。
お前は本当に聞きたい人達のついでに聞いてやるだけだ。
。。。






私はついで。


私はおまけ。



私はおまけ!!





よし!!


もう視線なんか怖くない。


なぜなら!!


私はおまけ!!



私はみんなを知らない。
皆も私を知らない。
そして多分2度と会わない。


そんな人達に緊張してどーする。



大体が一度失敗して本来なら弾かせてもらえないのに、お情けでもう一回弾かせて貰えるってこと以上の失敗があるなんて思えない。

もう緊張しないでしょ。

何回やっても失敗する所は失敗するんだから、もうそこは、え?そういう曲ですけど?って顔して乗り切ろう。


初めからそう思って弾けばよかった。


結果、練習の時の成功率60%以下だった所は失敗し、以上の所はまぁまぁ弾けた感じで、2回めカンタービレ、初回より緊張する事なく無事終了。



ピアノ合わせのあの頭を抱えていた時に比べれば、何パーセントかは弾けるようになったんじゃなかろうか?
いーんじゃない?


それに。


前回の時の反省、

  1. もっと音を大きく出して弾きたかった。
  2. もっとビブラートかけたかった。


っていうこの2つは今回克服できたと思うんだ。
多分。
きっと。

自分の演奏聴いてないからわかんないけど。

やれたつもりなんだけど、どーだろ。






自分的には、
結果オーライ。








この後はしばらくないから、また皆の演奏をゆったりと聴けます。




ふぅ。

やっぱ皆うまいな!!
皆どんな練習してるんだろ。
本当に上手。




ちょっと休憩挟んでの後半戦。


来たぜアベベルムコルプス!!


私にとってのデザート的存在!!
カモンアベベルムコルプス!!


今日初めて一緒に弾く紳士と出会って、休憩中に試し弾きした時はまぁまぁ弾けた。

だがしかし、私は自分を信用していない。
私の事です。絶対今まで成功してた所で失敗する!!



どこだ。


楽譜を見ながら指板を押さえて確認していく。



どこで私は失敗するんだろう。
多分何も考えないで弾いてる所で失敗するんだ。



だめだどこで間違えそうになるか分かんないや。

もう本番で間違える所を待つしか出来ない。







そして迎える本番。


ピアノの伴奏が始まる。
あーやっぱり綺麗。

うん。この曲は、本当に綺麗。


出来れば綺麗なままで終わらせたぃあー!!ちょっと失敗した!!

くっそ!!
カンタービレよりこっちのが悔しい!!

普通に出来てた所間違えた!!

でもまだ曲終わってないから!!気を取り直して!!


よし!!
最後は綺麗に出来ました!!




紳士の方を見て、紳士が弓を離すタイミングで私も一緒に弓を離す。


今日初めて会って弾いたにしては、頑張りました。てか紳士がナイスエスコート!!

もう一回弾きたいなこれ。

やっぱ綺麗だったな。







これで本当に終わったので、私は皆の弾く姿をお酒を飲み、おつまみを食べながら優雅に聴く。


皆上手すぎCDか何かなのでしょうか。
凄いなぁ!!


最後にヒゲ先生の演奏。





ヒゲ先生の右手と左手は一体どーなっているのだろうかと思う位の凄い演奏でございました。


なんだこれ。
いやこれ本当なんだこれ。
神?神なのヒゲ先生。ヒゲ神??
いつもお菓子くれる人じゃなかったの??ヒゲ神??
ぇなんでこんな人がうちなんか教えてくれてんの?
大丈夫?逆にこれこのまま習ってて大丈夫なの??
私に教えてくれる時間、神のムダじゃない??
てか久々に顔見たけど、そんな顔だったっけ?
心なしか後光さしてるけど大丈夫?




もうなんか、あの、あれだ。
凄すぎて、ひく。




すっごいなー。
なんつーかもうこの人の演奏聴けるならこの先コンサートとか別に行かなくてもいーや。


コンサート行くお金あったら、ヒゲ先生のとこ行くわ。




ふと前に習ってた先生を思い出す。
そーいえば私、前の先生の演奏する姿見れてないんだよなぁ。
まぁうちが発表会出てなかったのと、先生の演奏会ある日に仕事が被って行けなかったってだけなんだけど。
先生の弾く所も見て見たかったぁ!!


あー!!もったいない事したなぁ。




ヒゲ先生の神かと思うような演奏も終わり、そのまま飲み会に突入。

皆終わったからお酒が進む。
お酒、美味しいよねー!!


(o'∀')b『ピザ出来たよー』


イェーイピザー!!






。。。
ピアノの先生とヒゲ先生にお礼を言って、今年の発表会、無事終了。




帰りの電車で、動画に撮ってくれてた自分の映像を怖いもの見たさでチラ見する。







あぁ、まぁ。。。
あれだ。


一部崩壊してたけど想像してたより酷くはないし、思ってたより綺麗でもない。
普通!!



録音だと自分の音が大きいか小さいか分かんないや。

どーだったんだろ。
自分では思いきり弾いたつもりだったんだけど。
ビブラートも前回に比べればかかってるけど、それでも普段の練習の時の方が途切れる事なくかけれてた。


本番ってやっぱ難しいな。



今回分かった事

  1. 自分の演奏は、思った以上でも以下でもない。
  2. 自分の音の大きさは、録画からだとよく分かんない。
  3. 本番になるとビブラートが音の始まりと終わりにかってない。
  4. ヒゲ先生はヒゲ神。

以下踏まえての次回に向けての練習

  1. 曲を選ぶ時は適当に決めない。いくらいい曲とはいえ、まずは己の身の丈に合わせて、弾けそうかどうか考える。
  2. ビブラートは全部かける。
  3. 音の大きさどうだったかヒゲ神に聞く。小さかったと言われたらもっと大きく弾けるように練習する。
  4. 音がモゴモゴしてるから、もっとはっきり発音したい。





こんなとこだな。

後1個あるけど、これ書いて本当にそうだったら、なんかもうバイオリン弾いて遊ぶの辞めるべきじゃないか位の致命的な欠陥な気がするから、まだ確信が持てるまでは書かない。




なんだかんだで楽しかった!!
また皆に会いたいなぁ!!



次会う時までに、練習しよ。









ここを押して頂きますと、ある意味1番頑張った犬を抱く練習がムダになった悲しみを乗り越え、音階の練習を始めます。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。

今の私に出来ること

フレーズをぶった切って何度も同じところを繰り返し練習してると、私の弱点が見えてくる。




圧倒的なリズム感のなさ。




これに尽きる。





リズム。。。やっぱ気にしなきゃダメだよね。
YouTubeで動画めっちゃ見るのにー。


今の私のリズムの経験値はポイズンに侵されマイナス5くらい。

何がどーした私のリズム感。

ぇこんなにリズム感なかったっけ?
いやもうちょいマシだった気がしなくもない。


リズムがバラバラなせいで、音程の間違いすら可愛いもんに見えてくる。



いったん装飾音符外して弾く。



あー。。。まぁ。
うん。なんとか。。。分かるかなーぁ??



装飾音符つけて弾くムリだリズム感崩壊。





明日が発表会だというのにこの状態!!




私に残された道はただ1つ。
装飾音符全部外してひたすら弾く!!



そして、ひたすら太もも叩いてリズムとって歌う!!
どーせ誰も見てないから恥ずかしくもなんともねぇ!!


ペチーン♪ペチーン♪ペチーン♪ペチペチペチ
ペーンッ!!




あー。。。なんとなーく、装飾音符つけてもリズム分かったかも。。。??






あぁ、でももう練習出来ない。


行かないと!!


だって今日は友達の結婚式!!


本当おめでとう!!
2人とも知ってるので、本当嬉しい!!

久々に会える友達もいて、プチ同窓会状態。

みんなが笑顔でとても幸せな時間でございました!!
ブーケ取った少年の輝く笑顔が忘れられない!!



今は移動時間。
これから3次会。
明日は発表会。




私に出来ることはただ1つ。



そう。




2人の門出を全力で祝う!!











ここを押して頂きますと、拍手の代わりに太ももペチペチ叩きながら2人の祝福を致します。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。

もう1つの練習の方が私には大事。

今日、ななめ下に住んでる人に初めて会った。



『こんにちはー』

こんにちはー。





思い切って、聞いてみようか。








あの。。。
私の部屋、いつもうるさくないでしょうか?
大丈夫でしょうか?どうでしょうか?





『?いや別に??何でですか?』


イェーイ!!やったぜ!!
うるさくないって!!





私の真下と隣はいないから、うるさいと思われるとしたらこの斜め下の住人だろうなと思ってたんだ!!






よかったー!!
うるさくないって!!




(*ノ∀`*)いや、うるさくなければ安心しました!!
でも、もし変な音がしたり、騒がしかったら言ってください!!




初めて会ったけど、いい人だったなー。







斜め下の住人には、このバイオリンの音は聞こえない。




これで心置きなくバイオリン弾ける!!




仕事が終わって夜中。

本来ならば物音1つ立ててくれるなよという時間帯。

ダメなのは分かってる。
だけど、この時間帯しか練習できないんだ許して欲しい。
そして外は寒すぎて心が折れる。また雪降るんじゃないかと思う位寒い。もーやだ。
カラオケ遠い。
本当申し訳ない。許して欲しい。




ドアガッチリしめて、隙間にそこら辺に落ちてた布とアマゾンで買った時の段ボールを敷き詰める。





ザ・防音効果。




弾いてみる。




大丈夫そうだ。





よし。

よし!!



ちょっとさぼってた音階から!!

なんか。。。
いいですね!!
こう、なんつーか、バイオリンのこの音!!
いいですね!!



バイオリンから音が出るというこの楽しさ。

色んな事を忘れてずっと音出して遊んでたい。




音階弾いて、楽しいアベベルムコルプス!!
好きな動画を見ながら弾くと、よりテンションも上がる。

いやー、綺麗。

本当綺麗。

なんなのモーツァルト
天才?天才なの?


アベベルムコルプスってどういう意味なんだ?
アベはアベマリアでしょう?
ベルムコルプス。。。

ベルム。コルプス?

ベルまぁいーや。綺麗なんだし。

これは何が楽しみかって。

ただでさえ今1人で弾いててこんなに楽しいのに、当日なんと二重奏!!しかもピアノ伴奏つき!!


どんなになるんだろ?!
すごい楽しみ。
絶対綺麗でしょこんなん。
1人で弾いててすでに綺麗なんだから。





散々弾いた後、一歩引いて部屋を見る。



よし。
部屋が。
超汚い。


変な布と段ボールに埋まったこの部屋。

こんなとこであんな綺麗な曲弾いてたと思うとアベに申し訳ない。

マリアゴメン。






散々楽しんだそのあとは。






やだなぁカンタービレだよ。
来ちゃったよ。
ついに。


私はなぜこの曲を苦手だとおもうのか。

  1. あんまり弾いてない。
  2. リズムが分かんない所がある。
  3. 音が分かんない。


大きく分けてこの3点。
この3点よ。

この3つを短時間で解消するのには。。。



やっぱ、これか。


ワンフレーズずつぶった切ってゆっくり練習。
フィオッコの時のように。


なんだかんだでこれが1番今の私に必要な練習方法だと思うの。多分。きっと。
てか練習方法これ位しか知らないし。


これを!
なぜ!!
もっと早くから!!!
やってなかったのかと!!!!



後悔しながら練習する。
弾きながら思う。

しばらく出張だよーって言われて、なぜあの時バイオリンを一緒に持って行かなかったのだろう。




本当に子供用バイオリン買おうかな。
キャリーケースに入るよな。。。


周りにバレないで持っていけるし。。。
ちょっと本気で考えよう。







ゆっくり弾いて、この音だよねと確認しながら練習して、この音から別の音になった時の指とか色々移動具合見て感覚覚えて。。。とかやってたらもうこんな時間。




これ以上は、ダメだ。






はい、今日の練習おわりー。
もうダメー。
バイオリン弾いたらもう1つ練習ー。






多分。





いやどーか分かんないけど。
2年前のはそーだったから。
今回も変わってなければ。



ヒゲ先生の発表会にはヤツが来る。







そう。

犬。






いや、ぶっちゃけ来るかどーかは分かんない。
だがしかし、来る可能性がある以上、私は全力で犬を克服しなければいけない。


克服できれば、吠えられても堂々としていられる。
苦笑いではなく、本当の笑顔で犬を出迎えられる。
なんなら、抱ける。
抱いて、みせる!!


学生時代の、動物園での実習のトラウマを思い出し、イメージトレーニング開始。


任されたオーストラリアゾーンの思い出が蘇る。



ダメだ刺激が強い!!




なので。
とりあえず目覚ましを犬の鳴き声にセットしてみた。






朝よ、来るなら来い!!
。。。可能な限り遅めで来い。











ここを押して頂きますと、朝よ来るなと祈りながら当日しかめっ面でカンタービレを弾くことのないよう、音階練習を始めます。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。

なんか皆犬飼ってる

発表会でピアノ伴奏を合わせてくれる方の所へ。


都会だ。


ビル、ビル、ビル、こじゃれた広場、そしてビル。




山、川、大根持ったおばあちゃんがデフォルトの私。
ビルが出てきた時点でとりあえず見上げる。
意味なく、見上げる。
見上げて道路の段差でこける。

テンションが、下がる。



もう1つ、テンションが下がる。


今回弾く曲、アベベルムコルプスとカンタービレ

アベベルムコルプスは、あれはいい曲だ。
本当いい曲だ。
あれは何回弾いても飽きない。
なんなら今後もずっと弾きたいくらいすごい綺麗な曲だ。
本当綺麗。そしてアベベルムコルプスという言葉から滲み出るこの必殺技的な雰囲気。


『蘇れ!!アベベルムコルプス!!』
どっかのヒーローの回復技みたい。
おでこからビームは確実に出ると思う。

ビームが出そうな名前のくせに、穏やかな曲というこのギャップ。

名前も曲も、どちらも好きだ。
私の死ぬまで弾きたいリストに追加決定。



で、問題がもう一個のほうよ。

おまえだカンタービレ



聴いた時、あー。きれーだなーっつって。
先生に弾くー?って聞かれて。
本当に軽いノリでうん弾くー。つって。



ノリ軽すぎた。

今超反省。


もう一層の事、これ弾いてる時みんな耳栓とかしててくんないかな。もしくは雑談。


それか皆見ないでほしいな。
後ろ向いててくんないかな。
みんなが向かないなら私が皆に背を向けようか。


っつーくらい本当自信ない。

まずもってそもそもレッスン1回しかやってない。

プラス。

こっちが問題なんだけど。
練習本当に出来てない。




これはね、正直ね、ピアノ伴奏合わせとかの段階ではないと思うの。

私のやりたくないなーという気持ちに比例するように時間の立ち方も速くなっていく気がする。





あっという間に伴奏合わせ当日。


嫌すぎて全く寝れなかった。
ねみぃ。

寝れないけど夜中にバイオリン練習も出来ないし、こりゃウォーキングデッドだなと1話見たのがいけなかった。

もう色々気持ち悪い。

教えて貰った住所に到着して、ドアを開ける。


よろしくお願いしまー犬?!




ちょ。まじで。だから。なんで。
犬とか!!
。。。ムリだからぁ。。。




いい子だけど。
吠えないし、噛まないし、追いかけて来ないし。


今まで出会った中で本当にかなりのお利口さんな犬だってのは分かるのだけども。。。




動物苦手な私には初っ端試練。





でも楽器教えてくれる人って動物好きな人多い気がする。

なんやかんやで、皆何かしらの動物飼ってる。

なんで?
しかも哺乳類。犬多め。その次猫か鳥。


いっそ爬虫類とか金魚とかにすればいいのに。
そしたらゲージの中から出て来ないから、いようがいまいが可愛いですねーとか言って普通に終わるのに。



というこちらの勝手な都合を妄想していたらあっという間にカンタービレ伴奏合わせ終了。

難あり。
思った以上に。



練習の時のマイナス20%が本番で弾けるマックスだと思えという言葉を思い出す。

今の私の練習の状態はいいとこ40%
今人前で弾いて、20%



20%の演奏。




逆にすげえな。
ここまで来たら開き直れる。



お前まじかーという伴奏の人の顔を、
(*ノ∀`*)すまねぇ。と思いながら見つつ、もう早くアベベルムコルプス弾きたいと願う。





なのに。
カンタービレが終わらない。





この伴奏の人のすごいところは、私が若干諦めてるのに向こうは諦めてない所。



(o'∀')b『もっと!!こう!!』

(o'∀')b『この和音の中に!!入って来て!!』



なんか。。。



いやまじでちょっと待って欲しい。
これ以上は罪悪感とかなんかがものすごい半端ないから!!



なんだろうこの気持ち。



久々の!!
罪悪感!!




楽器関係なくたまにあるんだこーいうの。
もーうちムリじゃんーとか思ってると、教えてくれる側の人が熱入るパターン。




ただただ申し訳なくなるから、私が諦めてる時は一緒に諦めてくれないと、諦めてたくせに私も練習とか始めちゃうからほんとに。


やべぇ申し訳ねぇって。
有給とかとってガチで籠って練習出来ないかな無理かなーとか思い始めちゃうから。
今更。

前の晩とかウォーキングデッド見ないでカラオケ行って練習すりゃよかったとか後悔しちゃうから。

なんか今までのパターンもそうだけど、私の練習きっかけは好きな曲ウェイ♪っていうのもあるけど、こんな教えてくれたのに出来ないとか申し訳ないっていうのの方が多い気がする。


やなパターンだな!!




結果、95%をカンタービレに費やし、楽しみにしてたアベベルムコルプス5%で終了。




(o'∀')b『アベベルムコルプスはこれでいいよ』



早っ。



それだけカンタービレが壊滅的だったという事だな。



なんか本当ありがとうございましたー。とお礼を言って、帰り道に思う。




この壊滅的な状態のカンタービレ、これから練習しても改善出来るのか?
休み取れないし、仕事今ピークだし、てかこの後も仕事戻んなきゃだし。


そしてひらめく。





こぅ。。。デスメタル的な方向に持っていくのはどーだろうかと。



いっそカンタービレ、シャウトしながら弾いてやろうか。







私のダメな所の1つは、あの時感じた罪悪感の持続時間はおよそ5分だという事。



仕事しながら考える。





多分もうちゃんとは出来ないけど、出来るところまで練習して今より少しでも綺麗に弾けるよう頑張るか、『?こーいう曲ですけど?』的にデスメタルに走るか。





そんな事を思って作った職場に飾るポケモンの置物。

いつも作るより早く作れた。
この調子なら明日の偉いおっさんMTには間に合いそうだ。



私。腕あげたな。








ここを押して頂きますとどっちにしようか悩みながら、作ったポケモンを職場に飾って偉いおっさん達に媚を売ります。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。

必殺技を手に入れた。

仕事をするのは楽しい。

まぁそれなりに楽しい。

ずっと事務所にいる仕事ではないので、やべぇテンション下がるわーと思ったら好きなところ行って仕事出来る。

上司にも恵まれていると思う。

ニコニコしながら仕事する。






このニコニコがいけなかったんでしょうか。

『これやっといてー』
『代わりに出といてー』
『やる人いないからやってくんない?』
『昼に来るから頼むよー』



そして皆、あー良かったーやる人いなくてどーしよーと思ってたんだよねーとか言いながら後よろしくーと去っていく。



1番アクティブだったのが、お互い初対面で名刺交換したその直後にこれやってくんない?と言うだけ言って颯爽と立ち去って行ったお姉さん。


その間3分。


カップラーメン出来るの待ってる間に初対面の人に仕事振られた。
今でも思う。あれは誰だったんだろう。
ミスヌードル。ハイヒールの音がキレッキレ。怖い。





気づけば自分の仕事の他に余計な仕事と変な肩書きがどんどん増えていく。




まぁいいよ。
私で出来る事ならば喜んでやりますよ。



『この日展示会に行ってくんない?』



いややっぱムリ。

全然自分の仕事できないじゃん。
何これ。
提出物とかさー!!皆ちゃんと期日を守れよ!!
任せた後ほっといてんじゃねーよ!!
必要なのはお前らの判子だけじゃねーんだよ!!
今その書類どこで止まってんだよ!?


しかも展示会の日って発表会じゃん!!
バイオリンの発表会じゃん!!

やだよ絶対展示会なんて行きたくないよ!!
ただでさえここ最近変な仕事ばっかで行きたかったレッスンお休みしたんだから!!
ひどいよバイオリン弾きたかったのに!!

発表会前のレッスンだったのに!!
色々聞きたい事とかあったのに!!
もうぶっつけ本番でいくしかないじゃん!!

カンタービレだってこれでいいのか先生に聞きたかったのに!!
アベベルムコルプスめっちゃ頑張って練習したのに!!

先生は振替できるよって言ってくれたけど、提示された日は全部仕事。
それでも。。。と先生が出来る日を探してくれようとしたけど、元々こっちがお休みしたんだから申し訳なさすぎてお断り。


全部。。。全部仕事のせいだ!!



アベベルムコルプス!!
アベ!!


そして展示会!!

あー絶対やだ何これなんなのなんの展示会よ?環境?環境を守る??いや環境を守るのは大事だと思うけど何これ私の仕事に1ミリも関係ないじゃんあいつか!!あの女か!!カップラーメンの女に振られたやつか!!あいつ環境の女だったのか!!環境ヌードルめ余計な仕事持ってきやがって。
名刺を見ると、『〜環境〜課 安倍』




お前アベかよっ!!


大丈夫、同じアベなら分かってくれるはず。
アベさんと展示会行きたくないです。私はその日発表会でアベベルムコルプス弾くって決めたんです。

アベベルムコルプス弾きたいんです!!
環境なんて興味ないです!!


よし、言える!!



(o'∀')b『展示会行ってさ、まずは色々見て来てよ』


(*´∀`*)))。。。あー、展示会面白そうですよねーいつなんですかー?(さぁ落ち着いて!)アァ!!ソノ日カァー!!ソノ日ハナァ。。。(ちらっ)


(o'∀')b『私もさぁ、用事あったんだけどさぁ、仕事だもんねーしょーがないよねー。帰りにこれからの事もお話したいし、丁度いい機会だったねー。』


(*´∀`*)。。。(ヌードル安倍。。。怖い。)


(*´∀`*)その日。。。。。。式なんです。



(o'∀')b『ん?』


(*ノ∀`*)その日!友達の!結婚式なんです!!だから!!あの、行けないかもしれませんすいません(ヌードル安倍怖い!!)こういうの初めてなんで、本当はすごい行きたかったんですけど!!


(o'∀')b『なんだぁじゃあしょうがないねー。友達におめでとうって言っといてー。また別の日もあるし、その時にじゃあゆっくりお話しましょうねー。』



バイバーイと去っていくヌードル安倍。



ヒール。。。キレッキレだなぁ。。。


そして。


結婚式。。。魔法の言葉だなぁ。。。



過去に1回使ったことあるけど、その時も誰にも何も言われずおやすみ取れた。





こりゃあ。
たまらんな。




いや嘘はついてない!
友達の結婚式はちゃんとあるもん。
ただ、発表会の前の日が結婚式ってだけで、嘘はついてない。




断れて良かったー!!
ヌードル安倍が結婚式にもめげなかったら私は負けていた。
私だっていつも仕事を引き受けてばかりではないんだ!!

必殺技を使って勝ち取った発表会、楽しみだぜ!!







ここを押して頂きますとヒールの音に怯えながら音階練習を始めます。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。

バナナマン子どもと戯れるの巻

仕事でバナナになり子どもに蹴られ、次の日もう一度バナナになる。



そう!!

ダブルバナナデー!!もとい、ティーパーティー!!


バイオリンのお友達が誘ってくれて、左手にバイオリン、右手にバナナを持ち上京。





バナナをかぶる時、私はもはやオッティではない。

私はバナナ。
フィリピン産。

オーイェー!!

気持ちを高め、いざ!!



なんかスッゲー綺麗な屋敷なんですけどー。
屋敷なんですけどー。
けどー。



住宅街に突如現れたザ・メルヘンな建物。

なんつーか。
なんっつーか。。。


雰囲気すげぇ!!!



滲み出てる!!
なんか滲み出てるよなんかが!!
いい感じのなんかがぶあっと建物から滲み出てる!!



すごいなぁ。やばいなぁ。これは。。。

早くバナナにならなければ!!


ドキドキしながら部屋に入る。







なんかモーツァルトがくつろいでる!!



一瞬目が合う。

ひとまず、そらす。










もう一度見る。

うーんモーツァルトだ。





モーツァルトが部屋でいい感じにめっちゃくつろいでる。


なんか。




部屋に合ってる!!


雰囲気すげぇ!!



なるよ!!うん!!なるなる!!
やっぱこーいう部屋だといるよねーモーツァルトの1人や2人!!





おずおずと話しかける。

こんにちはーモーツァル
ヘンデルデス。』




(*ノ∀`*)ヘンデルだったー

あのくつろいでた人ヘンデルだったー!!




(o’∀’o)『モーツァルトとはカツラがちがうんです』




(*ノ∀`*)カツラが違ったー

まさかのカツラで判断。




すごいなぁ!!
しょっぱなすごいなぁ!!
いーなぁあのカツラ。




『オッティ早くバナナにならないの??』

会場を見る。
バナナになりたいが、まだ我慢。

オッティの時の姿で会いたい人がまだ来ていない。


バナナになってしまったら、その人の私の印象はバナナなってしまう。
ちゃんと挨拶してから!!
バナナになるのはそれからだ!!




来ないなー。

まだかなー。




いかしたヘンデルと可愛い騎士とジバニャンとで遊んでいること数十分。








『こんにちはー』





来た!!


来た!!

やっと!!

会えた!!!


クレモナ親父さん!!






生オヤジ!!




ブログでお世話になっている、クレモナ親父さん!!

やっと会えたぜヤッフゥ!!



早速ご挨拶。





これで思い残すことはない。



心置き無く。



バナナになれます!!




皮、装着!!




テッテレー♪
バーナーナー!!







〜突然ですが以下、ポエム風にバナナになった後の顛末を〜



それでは聞いてください
『この気持ちはなんだろう』





黄色に包まれ開く扉 未知への世界

ざわめく会場 目の光る子ども

追われるバナナ 追う子ども

剥がされそうになる皮 必死で抵抗

巨大なバナナ びくつく子ども

お菓子を床に置いて 接触を図る

床に置かれた柿ピー 拾い上げるバナナ

かがんだ瞬間 入るよキック

ホーラコワクナイヨー バナナハトモダチダヨー

びくつく子ども 未知との遭遇

『これ食べていーよ』 床に置かれたおせんべい

ホーラコワクナイヨー バナナハトモダチダヨー

『バナナめー!!』 勇敢な小さな騎士が

私めがけてナイスアタック

フハハハハハハ 効かぬわ!!

ホーラコワクナイヨー オイシイバナナダヨー

『やっつけてやるー!!』 バナナは串刺し

バナナハ無敵ダヨー 捻り潰してくれるわ!!

びくつくジバニャン 『これ食べていーよ。。』

床に置かれたチョコを拾う 飛びつく騎士

『おんぶー!!』 騎士を手なずけジバニャンの元へ

『これ食べていーよー!!』 ついに直接手渡し成功






バナナ 完 全 掌 握











いやー、バナナ着てダッシュとかサウナかと!!


そしてそんなワサワサした中で、バイオリンを弾いてる方々のうまいこと!!




聞いておもう。


やべえバナナになってる場合じゃねぇ。




人前で弾くのは緊張するのに、堂々と弾いててみんな凄いなぁ!!


クレモナ親父さんがシベリウスを使った練習方法を披露してくれて、思わずシベリウス欲しくなる。


みんな。。。凄いなぁ!!

パーティ楽しかったー!!
誘ってくれた友達ありがとう!!


パーティも終わり、皮を脱ぎ捨てオッティに戻ったその帰り道。





なんか博物館ある!!
しかも音楽の博物館とか!!


いくらなんだろ
『タダです』



(*ノ∀`*)そりゃ入るよねー!!



帰り道にちょっと寄り道。



『今ちょうどピアノの演奏してるんですよー』

(o'∀')bやったぜラッキー!!


会場に入るとお姉さんがピアノを弾いてる。

へぇ。。この部屋。。。
ピアノまみれ!!

ピアノ、ピアノ、ピアノ、ピアノ。。。。
何台あるんだろこの部屋!!


『こちらのピアノは、ベートーベンの時代に作られたピアノでございます。。。』

『こちらのピアノは。。。』

『こちらは。。。』




お姉さんが、ひとつずつピアノを説明しながら曲を弾いてくれる。

ベートーベンの月光を聴きながら、

へぇ。ベートーベンの時代のピアノって、今より音小さいんだなぁ。

と思えるこのなんとも言えない贅沢な時間。

ちょっと前までバナナになって子ども達とワチャワチャやってたようには思えないこの優雅さ、さすが大人。そう、私は大人。



面白かったのがペダルが5個あるピアノ。


なんでこんなにたくさんあるんだろうと思ってたら、まさかの展開。
こんな面白いピアノ発明するなんて、当時の人達と友達になりたい。
いや親友になりたい!!




バイオリンパーティーは楽しかったし、帰り道に思いがけない面白い物も見れたし、楽しかったー!!


またやりたいなぁ!!







ここを押して頂きますと、バナナになった姿でバイオリンをはさめないものか練習します。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。

花粉症バイオリン

新潟に行った結果なんやかんやで台湾の人達と仲良くなったそんな出張も終わり。



お酒って最高。





新潟では大丈夫だった。
だから家でも大丈夫でありたい。



ただいまっしょーいヘックショイ!!チキショーメバーロゥー!!









ダメだ。

花粉症、再開。




くっそー!!

バイオリン弾くとき鼻水垂れそうでやなんだもう!!

あぁもうほら目もかゆい。
やだなぁ!!
目真っ赤で鼻水出そうになりながら私はバイオリンを弾いている。


あぁもうやばい!!
鼻水やばい!!

1小節ごとに中断して鼻をかむ。
もーなにこれ全然進まないじゃん。



発表会用の曲、全然進まないじゃん。
なにがカンタービレだちくしょーめ!!


全然そんな気持ちになれない!!

あぁ。。。
あぁ!!


鼻にティッシュ詰めればいーんじゃん!!

そしたら垂れないじゃん!!

カンタービレちゃんと弾けるじゃん!!



つくづく思うわ。
わたしって天才。





ティッシュ詰め鼻両穴セットオン!!



バイオリン!!行きます!!



ぁだめだこれ息できない。





死ぬかと思った。


もしここで死んでたら、密室+鼻両穴にティッシュ+床に転がるバイオリンでコナン君もビックリの迷宮入の事件が出来ちゃう。







あー目がかゆい。
もーやだ!!

花粉なんてどっか行っちゃえ!!





ここを押して頂きますと、1小節ごとに鼻をかみながらバイオリン弾きます。

よろしければどうぞ押してあげて下さいませ。